冬にも虫

冬にも虫

2019年2月6日 0 by_ 諏訪 光二
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先日アマチュアの方から、花やかわいい昆虫を撮るのが好きだけれど冬は撮れない、と仰られる方がいました。いえいえ、冬だって花や昆虫は撮れます。花はさすがに数は少なく、厳冬期には見られませんが、温室という手もあります。

問題は昆虫ですが、数は多くはありませんが冬でも昆虫は見られます。昆虫の温室もありますが、どちらかというと珍しい虫が集められていて身近な昆虫はあまり見られなかったりします。
ほとんどの昆虫が冬の間は卵やサナギとして過ごし、春から夏にかけて成虫として表に出てくるので冬は少ないのはたしか。でも意外と知られていないのは、成虫のまま越冬する昆虫もいるということ。もともと花や昆虫をよく撮っていたワタシは、学生時代に冬もいろいろな虫探しをしました。

そのアマチュアの方がどんな昆虫を「かわいい」と感じるかは分かりませんが、たとえばテントウムシも成虫のまま越冬します。地域差もあると思いますが、落ち葉をめくっていくとジッとしているテントウムシを見つけることができます。場所によっては大量にいてかわいいと思えなくなるかもしれませんが(笑)、森のあちこちにいます。そんなテントウムシを狙うのもありですよね。

 

 

他にも越冬する虫はいろいろいます。
たとえばスズメバチ(女王蜂)、クワガタ虫、若いバッタ、ミツバチやハナアブ、一部の蝶などいろいろ。撮ってみたい昆虫がいればその名前と「越冬」あるいは「冬越し」のキーワードで検索してみるといろいろ出てくるはずです。

ただ越冬する昆虫であっても簡単に見つからない昆虫もいます。朽ち木の中に隠れていたり、晴れた暖かい日の日向でだけ見られるものもいます。見つけるためにはある程度の生態は調べておいた方がいいでしょうね。その知識が撮影効率に繋がります。

昨今は温暖化だ、暖冬だといわれ、以前よりも見られる昆虫が増えているような気がします。
本年も関東など 2月ですでに20度近い気温となっている地域もあり、昼間だけ虫たちが出てきている地域もあります。
これを書いている2019年の2月、例年なら茶色に染まる我が屋の庭の草も、今シーズンは一部で緑を保っており暖冬であることが視覚的に分かる状態です。当然虫たちも多く見かけます。

森に入って丁寧に探してみるといろいろな昆虫に出会えますから、昆虫の撮影が好きな方はマクロレンズを持って森や草むらに入ってみましょう。
くれぐれも撮影が終わったら虫たちは元の状態に戻してあげましょうね。落ち葉をかけてあげたり現状復帰が基本です。でないとその子は春を迎えられなくなってしまいますからね。

 

 

なお、以下の施設では温室内で南国蝶などの撮影が行えますし、一部の植物温室ではわずかですが蝶が放たれているところもありますので、身近なエリアの植物園に問い合わせてみても良いでしょう。上のオオゴマダラなどは温室でよく見かける大型の南国蝶です。

 

Kohji-Suwa 諏訪 光二 (すわこうじ・Kohji Suwa ):
1968年生まれ。写真家。新しいもの好きアラフィフ男。写真家ではあるけれど、あれこれ新しい事をやってみてはそれも仕事として楽しめるようにあれこれと企画。故に多趣味で散財が激しく破産寸前。千葉県茂原市に在住し、敷地内に森を作って豊かな自然を楽しんでいる。

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