感じたままでいいんですよ

感じたままでいいんですよ

2019年1月17日 1 by_ 並木 隆
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なんで花撮ってるんですか?
たまーに、こんな質問されることがあります。なんでかって、花がキレイだと思うからです、魅力を感じるからです。
でもね、どんな花でもいいってわけではありません。食べ物の好みと一緒で、魅力を感じる花と感じない花があります。魅力を感じる花でも、全体だったり、輪郭だったり、たくさん咲いているからだったり、ひとつだけ寂しく咲いている姿だったり、花の一部分だったり・・・それは花によっていろいろ。
その感じた部分を作品として表現しているだけなんですよ。

 

だから、魅力を感じない花にはレンズを向けません。今のところその筆頭がヒマワリ。暑いのが苦手ってのもありますが、ヒマワリを見ても感じるところがないんです。
ないから、レンズを向けてもイメージがわかないし、シャッター押す気にもならない。無理矢理撮ろうとしてもどっかで見たことあるような作品にしかならないから満足しない。当然できあがった作品は平凡にしか見えないから選ばない・・・だから撮らないんです。

 


実は昔、ヒマワリ以上に魅力を感じない花がありました。薔薇です。どう撮ってもどこかで見たことあるなって作品にしかならず、被写体としては大嫌いでした。でも、モッコウバラのような小さい薔薇だったり、花びらの少ない薔薇など、いろいろな種類や咲き方があることを知って、それまでは薔薇の一部しか見ていなかったんだなと。そこから見え方が大きく変わったんですよね。
だから、ヒマワリもいつかそう思えるときが来るかな? って感じです。

 

何が言いたいかって言うと、魅力を感じた被写体にレンズを向けましょう!ってことです。
どうやって撮ったらいいのか、なんてことを考える前に、どこに魅力を感じたのかをまずは考えましょう。次にそれをどんなふうに表現したいのかを考えられるようになれば、自ずとどんな撮り方、つまり表現をすればいいかが見えてくるようになります。
撮り方なんてたくさんある表現のひとつでしかないんですから。それにしがみついている限り、自分の感じた魅力を作品に反映することはできないでしょう。

 

Takashi-Namiki 並木 隆 (なみきたかし・Takashi Namiki ):
1971年東京生まれ。
高校生時代月刊カメラマンを通じて丸林正則氏と出会い、以降写真の指導を受ける。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)中退後、フリーランスに。花や自然をモチーフに各種雑誌誌面での作品発表。日本写真家協会、日本写真協会、日本自然科学写真協会会員。

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