色は算数

色は算数

2019年1月17日 0 by_ 広田 泉
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「黄色がうまく出ない」セミナーをはじめとするイベント等で多い質問がこれ。
そのシーンや設定などを訊いていくわけだけど行き着くところは「あぁ色を出す撮り方してないんだなぁ」ということ。
そういう質問をする方に話を聞くと「いやボクはマニュアルで撮ってるから色にはこだわりがあるんです。でもカメラが思った色を出してくれない」と。それ関係ないです~とは言わないけれど毎回同じ説明をするっていうことは疑問に思ってる人が多いってことだから説明しておこう。

まず黄色っていう色はモノトーンに無彩化すると一目瞭然の明るい色。ほとんど白に見える。
ちなみに赤い色は黒に近い暗い色に見えるのが分かるだろうか。

その色に合わせた露出コントロールをすれば本来の色が出るってだけのこと。
黄色を露出補正せずに撮ると大抵スミっぽく濁ったような黄色になってしまう。
通常であれば黄色いエリアをストロボなどで明るくすることも可能だけれど鉄道の場合ストロボはご法度。だからプラス補正(明るく設定)することで黄色本来の色が出るっていうメカニズム(ってほどでもないけど)だ。この方法なら彩度を調整しなくても美しい黄色が再現される。

だけど、ちょっと待って欲しい。プラス補正ってことは全体的に明るくなりすぎちゃって意図しない露出オーバーな写真になっちゃうんじゃないか?って心配になるでしょ。おっしゃる通りです。世の中、黄色だけじゃないからね。
じゃぁどうするか。
簡単な算数で光を決めればいい。
黄色を明るく撮りたい。(+)
その他は暗めに落ち着かせたい。(-)
こんな状態ならば逆光でプラス補正することで折り合いをつけられる。( ± 0 )

緑も青も赤も考え方は同じなので、その色がもつ明るさを考えて足し算引き算して写真を撮ってみましょうというお話しでした。

 

Izumi-Hirota 広田 泉 (ひろたいずみ・Izumi Hirota ):
1969年1月9日生まれ。鉄道写真家。
写真家ではあるものの、それ以前に旅好きというか地域好き。どこかに行って暫くその場に居続けることで深く根をはるタイプ。超縦長の「手ぬぐいフォーマット」など作品作りの挑戦も続けており、近年では海外での評価も上昇し続けている。

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