耐久レースはドラマだ!-3

耐久レースはドラマだ!-3

2019年1月21日 0 by_ 水谷たかひと
LINEで送る
Pocket

鈴鹿8耐は夜の走行、ナイトランが見られるのも他にはない大きな魅力だ。

暗くなるとオートバイのライトが際立って美しいのはもちろんだが、もう一つ名物ともいえる美しい光がナイトセッションの光だ。スタンドの観客が掲げるスティックライト(サイリウム)によるイルミネーションだ。観客らが自身で持ち込むものもあるが、一部エリアの観客席では全員に配布もされている。このいろいろな色のスティックライトが振られる中、レースはフィナーレを迎えるのだ。

このナイトセッションの美しさは都会のイルミネーションとはまた違った美しさを見せてくれ、レースの盛り上がりも最高潮をむかえる。

 

このドラマチックなシーンを1枚の写真に収めるため、レース写真では常套手段となる流し撮りをした。ただし、ただ低速のシャッター速度で全部を流しきるのではなく、シャッター速度を慎重に選び光の軌跡の長さをコントロール。まるで天体写真のように光の軌跡が光の線を描くように撮影している。実際に肉眼で見る以上に賑やかになり、スピード感を表現しているのはもちろんのこと、会場の盛り上がった雰囲気を1カットに詰め込むことに成功した。現場にあるドラマチックなシーンを僕の撮影テクニックをスパイスにさらにドラマチックなシーンへと昇華させているのだ。

でも一番大切なのは自分も感動することだと僕は思う。鈴鹿8耐を何度経験してもゴールが近づくナイトセッションは感動する。これを見るだけでも鈴鹿8耐の会場に足を運ぶ価値はあると思う。そこで素敵なカットを撮ることができれば最高に楽しい!

皆さんにもぜひ体験して欲しい。

Top Photo Captionナイショセッションの光はただただ美しい。このようなドラマチックなシーンが見られるのも鈴鹿8耐ならでは。グルグルと星が回転する天球のようなイメージで演出してみた。

 

Takahito-Mizutani 水谷たかひと (みずたにたかひと・Takahito Mizutani ):
1968年東京生まれ。1990年東京総合写真専門学校卒業と同時に渡仏。
冬季オリンピック、モータースポーツ、ウインタースポーツ、サッカー、ラグビー等を中心にヨーロッパで取材を続け3年後に帰国。拠点を日本に移しスポーツイベントを追いかける。

すべてのプロフィールを表示
投稿記事リストの表示

 

おすすめの記事

LINEで送る
Pocket